告発/再審請求

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[告訴事件]検事総長に対する上申書(Hatena::Diary 2006年11月12日付けエントリの転載)

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上申書

 

平成18年11月12日

〒100-0013
千代田区霞が関1丁目1番1号
中央合同庁舎第6号館 A棟
TEL 03-3592-5611

最高検察庁 検事総長 但木敬一殿

申立人 廣野秀樹

〒927-0431
石川県鳳珠郡能登町字宇出津山分10 3
廣野秀樹

金沢地方検察庁が行った告発、告訴事件の不受理に対し、検察庁法第7条に基づく検事総長の監督・指揮権による是正措置を講じていただきたく左記のとおり上申します。

初めまして検事総長殿。私は石川県に住む廣野秀樹というものです。問題の事件は平成4年4月1日、私自身が起こした傷害・準強姦事件に端を発するもので、私は同年8月3日に懲役4年の実刑判決を受け、最高裁まで争いましたが上告棄却、即時抗告も棄却されて確定し、平成9年1月18日まで福井刑務所に服役しました。
もう既に14年半の歳月が経過している問題であり、くだんの殺人未遂での告発・告訴の方も公訴時効まで半年弱と差し迫った状況にあります。長期化しつつ紆余曲折を経ている問題であり、これまでの経過を逐一ご説明することも出来ないのですが、平成15年からここ最近の間でも、5,6度の告発状を地検に送付し、先日は告訴状も提出しましたが、いずれも犯罪事実の具体的記載が認められないという理由で返戻を受けています。

私はこの共謀共同正犯による殺人未遂事件について、平成15年の夏頃からインターネットで情報を発信、公開し、ちょうど一年ほど前からはブログでも関係者の実名まで挙げて積極的に事実関係を公開し、社会的な問題を提起してきました。そのあたりは金沢地方検察庁や金沢中警察署の方でもよく状況を把握されているはずです。
そのような活動の結果として、世間の反応や関心はすこぶる乏しく、成り行きは芳しくないのですが、同時にその手段・方法に対しても予想外に反対の声、反論、異議は挙がっておりません。
長年の歳月を重ねて膨れあがった事実経過があり、膨大な資料を読むことは一般にも容易ではないことで、また、時間的労力的な負担を負ってまで読む価値、考える問題点も認められてはいないようです。
別の見方をすれば、私は共謀罪や裁判員制度の反対者のブログにも積極的にトラックバックを送信し、ご意見やご感想も求めてきたわけで、検察がいかように処置しようとも異論はない程度の理解や必要性は認められているのかもしれません。
報道機関に対しても同様の働き掛けを行っておりますが、連絡のないところを見ても、警察・検察の判断と行動に委ね、静観しているのではないかと推察されるところです。
あるいは、私自身が刑事手続きに必要な具体的事実を整理し主張、立証しきれていないという側面も、そのような消極的で否定的な態度に繋がっているのかもしれません。
この度は、一番最近に提出し返戻された平成18年10月2日付告訴状のみを資料として添付致しますが、犯罪行為と疑われる被告訴人らの行為、行動は、日常的な私生活、会社での勤務状況及び親密な人間関係にも密着し、期間も長いため余すところなく書き連ねると途方もなく膨大な資料となってしまいます。
私はこれまで自分の裁判や再審請求の過程でも繰り返し、詳細を極めた事実を書面に記載し金沢地方裁判所や最高裁にも提出してきま
した。それらの資料は検察事務の掌握で金沢地方検察庁において保管されているはずです。
最近ではそのような書面を作成する機会が減りましたが、先にご紹介したホームページやブログでもかなり踏み込んだ内容の事実を書き公開しています。
ホームページは個人で運用しているWebサーバで次のURLになります。
http://www.hirono-h.net/
ブログの方は次のURLで、返戻書等の写真資料を含め、随時リアルタイムで金沢地方検察庁、金沢中警察署との具体的なやりとりなど情報を書き込んでいます。
http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/
http://blog.goo.ne.jp/hirono_2005/

被疑事実は殺人未遂であり、告発や告訴が必須でないことももちろん承知しておりますが、金沢地方検察庁の側の私に対する対応では、捜査の開始自体が出来ない旨の返答になっています。また、14年以上の歳月が経過しているので、公訴時効により殺人未遂以外に刑事処罰を求めることが出来ないことも承知しているつもりです。
公開しているブログでのコメント投稿による反応を見ると、私個人が過去に犯した犯罪、過ちの責任転嫁やなすりつけとして、そのようなことをやっているという見解やご意見も頂いております。
私自身、告発、告訴という手続きを中心に据えていますが、これは自分自身が有罪判決を受けた刑事処分の事実認定に対する再捜査を求める意義が多分に含まれています。
刑訴法の規定で再審請求自体に期限の定めはないはずですが、時間の経過と共に人々の記憶も薄れ、風化の一途を辿ることも必定のことです。
そもそもは同じ金沢地方検察庁の江村正之検察官が起訴し有罪判決を得た事案であり、出頭逮捕から取り調べを受けた金沢西警察署を含め、初動捜査のあり方に問題がなかったという点も見過ごしには出来ないはずです。
この点については、体験者である私自身、自分なりに考え続けてきたところですが、最近になって思うことは、私の方で初めに「弁護士などいらない」と言っていたことが、予想外の負担を招く一因になっていたのかもしれません。
とにかく当時の私は、混乱、困惑していましたし、最も事実を知るはずの当事者である被害者は意識不明の昏睡状態でした。傷害事件になった暴力の目的というのも、被害者の真意を聞き出し、真実を知るという大きな動機があったことなのですが、、被害者が想像もつかなかった意識不明という状態になったことで、後悔の念で頭が一杯になり、そもそもそのような真意を聞き出すという目的を持ったこと自体を悔やむ他はなかったのです。
実際はそれだけ心身ともに追い詰められた状態で、あと一歩で精神に変調を来し発狂するようなところであったのかもしれません。事件当時のことは強烈な印象として刻まれていますが、まさに交通事故を起こし掛けた直前のようなパニック状態でした。私は以前無謀運転をすることも多く、危険な目にも度々遭ってきましたが、実際のところ大事故を起こしたことは一度もなく、すんでのところまで危機に向き合い、出来る限りの減速を行うなど状況を見据えた対応をして危機を避けたり、被害を小さくとどめて来ました。
運が良かったとも言えるのですが、本当にパニックに陥り、対処を放棄していたならば、即死のような事故にもなっていた可能性があると思えます。また、そのような状況において精神が動揺するのも自然なことであり、それを病気とは言わないはずです。
いずれにせよ、暴力を用いて解決を図ったことは大間違いであり、免れようもない落度であったと考えています。もとよりこのような考えなので、傷害罪の成立については、不服も異議も一切なく、疑問が頭に浮かぶこともなかったと思います。

私が再審請求を含め主に争ってきたのは、準強姦の成立です。刑罰論として純粋にみても当時の私に、即座に受け答えしていた被害者が抗拒不能の状態であるという認識はなく、合意が期待できるとも真剣に考えていました。また、行為自体もそれまでの経過を踏まえ、被害者の真意を確認するという目的が主たるものでした。あとは、彼女の家族が、事実に目を向けてくれるように仕向けるための既成事実を作ることが目的でした。
控訴審の私選弁護人になった木梨松嗣弁護士も、被害者が顔面血だらけの状態で、劣情をもよおすはずがないようなことを面会時には話していたことがあり、それも一般的な解釈なのかもしれません。

それと、これまでのネットを利用した情報公開や、告発、告訴の書面ではあえて触れてこなかった重要な犯行動機なのですが、自分の子供のことがありました。傷害の暴力に及んだとき、私の脳裏に去来したのは、彼女が子どもたちの頭を踏みつけにして離れようとはしないような姿があり、「助けて」と泣き叫ぶような錯覚にとらわれていたということです。
その子供に対する想いについては、以前、一括送信をしていたメールのなかで具体的に書いたことがあり、石川県内の大学の先生から返信を頂いたのですが、読むと悲観的になり落ち込んでしまうので、送らないで欲しいという内容が書いてありました。
私は当初より、具体的な事件の全体像を予め世間に伝えておくことを主眼に置いており、そのような強い感情に支配されてしまえば、あらぬ方向に流れてしまいかねないと考えるようになり、あえて触れないようにしてきたのです。
思えば、被害者の家族もより強烈に、そのような感情に支配されてきたものと想像されました。感情に支配されることで、事実の全体を直視できないようになれば、真の解明や解決には繋がりがたいと考えていたからです。
自分自身も、彼女の意識が回復したと聞くまでは、手のひらにのせた砂がこぼれ落ちるような状態で、いてもたってもいられず、思考がまとまらず、何事にも集中できない状態が続いていました。
いわばそのようなどさくさの状態で、裁判の事実認定がなされたわけですが、その事実認定の基礎になったのも主に被告訴人らの供述によるものでした。
金沢西警察署の谷内孝志警部補や金沢地方検察庁の江村正之検察官が、どのような認識や理解をしていたのかも、相手の立場上、性格にはうかがい知れないのですが、事件直後の捜査資料には、「不信感を抱き、真意を確認することを決意した。」などと記載されていたものが、裁判ではすっかり抜け落ちていたという印象があります。
捜査機関としても、五里霧中のなか、腫れ物に触るように、事実を調べたいと慎重に特段の配慮をしていたのかもしれません。
一例として、私自身、子どもの頃経験があるのですが、近くに崎山台地というところがあり、住宅造成地になりましたが、当時は畑が多かった山を切り開くような工事中で、土を掘り返して土器を探すことがありました。物心ついてから初めに将来なりたいと考えた職業が考古学者だったぐらいなので、その後も多少は関心があり、何かで読んだのですが、遺跡の発掘には細心の注意を払い、時間を掛けて掘り起こす必要があると聞きます。
ちなみに、私が福井刑務所に服役している間に、郷里の宇出津の近くの間脇では縄文土器の遺跡が発掘され広く大きな関心を集めたそうです。子どもの頃に遊びで掘り起こしていた破片ばかりの土器は、本で見ると弥生式土器に似ていたような記憶もあるのですが、今ではどうでもいいことです。
それに、学術的に価値の高い大遺跡を次々に発掘していたという学者の捏造が発覚し、その方面に大波紋を起こしたというニュースも印象的で、あらかじめネットを利用して情報を伝えておく必要性を強くさせました。
似たようなところで、長崎事件という痴漢冤罪の事件があり、裁判官だった人や法学者などが多数集結して冤罪の社会問題をアピールする広告塔になっていたところ、またしても本人が似たような事件を起こして、いっきに沈静化するという社会現象があったのも、ちょうどネットでの情報公開を始めた前後のことでした。
つい最近でも、やらせ発言があったとか、いじめ問題を学校が隠蔽したとかが、社会問題として取り沙汰されています。
一般国民の関心は低いようですが、共謀罪の成立を巡って強烈な反対勢力が活発に活動をしているという時勢でもあります。法案の成否は政治の場で議論されているようですが、共謀罪が成立した場合、運用の中心になるのは検察のはずです。摘発や捜査は警察が中心かと思われますが、起訴して立件できないような事件を警察が扱うとは考えにくく、法律の運用や適用にあたっては、やはり検察が主軸になるものと想像されるのですが、たまに見る共謀罪反対者のブログやホームページでは、その点にはあまり言及した例を見かけていません。
ただ、出来の悪い息子になぞらえ、捜査能力が落ちた検察がおねだりで治安立法という強力な武器を欲しがって駄々をこねているという意見があったり、裏金問題の不正告発に関連して、「腐れ検察」などとなじり倒す例は見かけており、検察不信も一部では根強いようです。
個人的には余り関心もないのですが、そのような政治的な論争に巻き込まれ、うねりに翻弄されないための予防線としても、一線を画しておくために、具体的な事実をネット上に置いて公開してきましたが、これも私個人の判断によるものです。
また、被告訴人らの言動によって、ストーカーや被害妄想という致命的なマイナス評価を蒙り、著しく消極的で厳しい社会生活を余儀なくされてきたという現実もあり、対抗的な防衛手段としてもあるがままの事実を公開し、被告訴人らにも反論、反証の機会を与えてきましたが、無視され続けているような状態です。
さらに言えば、これは一つの告白にもなりそうですが、私はある程度馬鹿や非常識な振る舞いも盛り込んで、処方箋の配合にも気を配ってきたつもりでいます。その方が、被告訴人らから生の声をあげさせ、社会的問題性を浮かび上がらせ、あのような会社組織を野放しに増殖させてきた、地域社会のあり方にも一石を投じることが出来ると考えたからです。
私のブログはアクセス数も極端に少ないですが、それは一面において、知らないでいることの利益が優先されているためと分析されます。今のいじめ問題にも共通点がありそうですが、事なかれ主義の風潮が蔓延し、一部の被害者の理不尽な被害をまるで地球の裏側の出来事ような感覚で等閑にふし、ひたすら個人や近親者の利益を優先させる傾向が根強いという印象です。
まず、平成15年の夏頃、「求意見書」というホームページのご紹介で、大学を中心にメールを送信していたところ、愛知県の方で運送会社にトラブルがあり、事務所のビルで立て籠もった犯人が、所長か社長か忘れましたが、その事務所のトップを残して、あとの人間を解放したあと、大爆発を起こして道連れを図るという事件があり、爆発の瞬間がテレビに繰り返し放映されていました。
その一年後ぐらいでしょうか、仙台市内で、これも運送会社の社員が会社でいじめのような迫害を受け、複数のマスコミに事情を伝えるメールを送信したあと、アーケード街で車を暴走させ、次々と人を跳ね飛ばしたという事件もありました。
あるいは筋違いの逆恨みであったのか、マスコミの報道を見る限り、正確な判断材料もありませんでしたが、自分の抱える問題ともある種の共通点は感じました。
私の場合は、幸いなるかな大きな犠牲と同時に、真相に迫る材料を手に入れることが出来、それを根拠として刑事手続きという正当な手段を使って、沈黙させるほどの追求することも出来たわけですが、一つ間違えれば、逆に法的な責任を負わされ、重畳的な侵害を受けていた可能性もあるところです。私自身、関係者の実名をネットで公開するなど問題性やリスクの大きいことは自覚しており、最終的な勝算はあったののの、不利益を受けることになる覚悟も決めていました。
それというのも、派遣社員という割合、自由度の高い立場であり、子どもの養育費などの差し迫った経済的負担もなかったからやってこれたことだと思っています。
あらゆる面で泣き寝入りを強いられる可能性が高かった侵害であり、被害の実態に気づくことすら極めて困難であったと痛感している次第です。
金沢地方検察庁が言うとおり、告発、告訴の根拠というのも薄いのかもしれません。これも逆に捉えれば、まさに完全犯罪の可能性が極めて高かった犯行の緻密さ悪質さの証明であり、真相解明に至る捜査の困難さに伴い司法経済など国の財政を含めて社会的に甚大な負担を与えてきたことになるはずです。
ところが現実は、そのような公正な社会正義より、悪さをしても捕まることがなく欲しいままの欲望を享受できるという利益が優先されているようで、私はおろかAAやその家族の真意や現状にも、ネットが中心ですが大多数の市民が問題に目を向けない始末です。
実際のところは私にもわかりませんが、マスコミも視聴率のアップが見込めない問題は切り捨てると、その報道姿勢にも疑問の声があがっているようです。
ほかに最近のこととして驚いたのは、大手家電メーカの社員がファイル共有ソフトで、恋人のわいせつ画像を流出させ、ミクシィという500万人ユーザを集めるネット上のコミュニティで実名登録していたことから個人情報が次々と発掘され、写真画像の女性が現職の警察官であったことから騒動に拍車を掛け、大きな問題に発展しました。これ自体は、それほど驚きもしなかったのですが、目を疑い理解に苦しんだのは、あるスポーツ新聞紙がそのわいせつ写真を紙面に大きく掲載させていたことです。
実際に、その新聞紙を見ていないので、今でも半信半疑ですがその記事がネット上の至る所で、画像として掲載されていました。まるで晒し者でしたが、写真にある女性がファイルを流出させたわけでもありません。個人的な信頼関係でそのような写真も撮影させたものと考えられ、いくらか落度はあったのかもしれませんが、モザイクが掛けられたいたものの極めてプライベートな写真をスポーツ新聞紙に掲載され社会に広く流布されたわけです。
さらに驚いたのは、そのマスコミの行為を非難する声にまったく接することがなかったという現実です。いくら自由社会とはいえ、そこまでの個人攻撃が許されるものなのでしょうか。併行して未確認でありながら、その女性が自殺したという情報もネット上には流れていました。
また、似たような疑問を感じたのは、山口県での山口高専女学生殺害事件です。週刊新潮が自殺した19歳の加害者の実名を公開し、ネット上で大きな話題になっていたので、その週刊誌を立ち読みしたところ、強姦目的の事件で死姦され、現場を見た捜査員が直視できないほどの凄惨さであったそうです。この強姦の件も不思議とネット上では話題になっていませんでした。どうやらその方面の映画や漫画などの影響が強かったそうですが、規制が強化されて自由が制限されることを慮ったうえでの、暗黙の了解的な、静かさだったのかもしれません。
自分が被害者になる可能性は極めて低く、それよりは身近な趣味や自由を優先させたいというのが、広範な共通認識を形成しているような気がしました。
いずれも個人的には、自由という限度を超えている無秩序な放任と思えてならないのですが、何もしない行為を不作為と呼び、一定の義務が生じる場合に不作為を行為とみなす法解釈があるように、このような態度は必ずしも、求める自由の保証には繋がらないばかりか、不必要で不自由な規制や干渉に繋がる方向性があるように思えてなりません。言い換えれば、バランスが大きく崩れ、均衡を保つために反対側に大きな重しが課せられるという可能性です。

もっとも悪事をしても捕まって刑罰を科される人間は少数であり、なりふり構わず金を握ったものが勝つ世の中になっているのかもしれません。大抵のことはお金で解決できますし、面白おかしく暮らせることも事実でしょう。2,3年刑務所に入ったところで、一生涯の収入に相当するような大金が得られたならば、みじめで不安な暮らしをすることもないのかもしれません。
平成3,4年頃だったと思いますが、報道によると現在ではその頃のちょうど二倍になる人が刑務所に収容されているそうです。ちょうど私が事件を起こした頃になりそうですが、思えば良くも悪くも世の中は変わっていると思えるし、被告訴人らは時代を先取りした先駆者であったような気もしています。

犯罪の被害に遭った場合、合法的に許されているのは告訴という刑事手続きだけのはずです。似たようなものに被害届がありますが、これは必ずしも刑事処罰を求めるものではなく、ある程度、民事的な解決の余地が残されているのでしょう。
民事裁判は処分権が個人にあるのに対し、刑事事件は検察官が当事者となって公益の代表者としての訴追をすると聞いております。国家訴追主義というものものしい法律用語もあったかと思います。それを含め、どれだけの国民が裁判に対し、理解をしているものでしょうか。かく言う私自身、自分が事件を起こして裁判に関わるまでは、刑事裁判と民事裁判の区別もつきませんでした。必要に迫られて勉強もしてきたわけですが、面倒で役にたたないというのが、大方の意識のような気がしています。
時代を先取りするかたちで、裁判員制度も決まったのかと思われますが、意識も関心もずいぶん低いようで、強烈な反対者の声だけがネット上でも、共謀罪同様に響き渡っています。
疑問に思うのは、そのような反対者が実際に犯罪被害にあったとき、何を縋りどのような対処をするのかということです。一昔前は、力に頼って暴力団に解決を依頼するケースが多かったそうですが、暴対法の施行により、そのあたりの状況も劇的に様変わりし、水面下での活動が大きくなり、一般人との見分けもつけにくくなったように思えます。堅気という言葉も近頃では聞くことがなくなり、すでに死語にもなっているのかもしれません。
しかし、一方では以前より暴力的な人間は極端に少なくなり、体感的な治安というものは正直なところ格段に良くなっている気もしています。しかし、テレビなどの報道を見ていると、以前の想像を超えるような事件が次々と起こっているようです。その他の不祥事を含め、何が起こっても不思議ではない世の中になっていますが、以前は良かったと言うより、隠蔽し誤魔化す情報操作がたやすく出来ていただけなのかもしれません。
現在ではネットを使って、誰でも気軽に即座に情報が送れる世の中になっています。ネットがなく、マスコミが黙ったままであれば、私の問題なども誰にも知られることがなく、人知れず闇に葬られていただけかもしれません。
ネットの功罪というものは背中合わせで常につきまとうと思いますが、そういえばその最先端の情報の場である「2ちゃんねる」にも、問題やブログの紹介をしていました。
URLをご紹介しておきます。
<2チャンネラの見識、能力を問う!!!>
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/police/1160847787/l50
これは今年の10月15日に、私が立てたスレッドです。こちらでは実名を使ってはいません。
もう一つずっと前に立てたスレッドもあるのですが、そちらは過去ログ倉庫に入ったらしく、専用の有償ソフトがなければ全部の閲覧が出来ないようです。私はそのソフトを持っていないので、読むことは出来ませんが、「2ちゃんねる」の掲示板を見ること自体が稀で、思い出したときに気が向いて、少し覗くことがある程度です。一般には8割から9割はゴミのような情報らしいですが、残りには貴重で有用な情報も含まれ、研ぎ澄まされた情報収集や分析の達人もなかにはいるそうです。
<マスコミ、大学が沈黙を続ける社会問題について>
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1131217224/l50
こちらは「1 :廣野秀樹 :2005/11/06(日) 04:00:24」が、スレッドの作成日時になっています。初めは「2ちゃんねる」らしい洗礼も受け、ちょっとしたトラブルもありましたが、当時のことはgooのブログに記録したものがあるかと思います。

あと情報発信のメインにしている「はてな」のブログの最新記事も併せてご紹介しておきたいと思います。私の生活の近況についても触れてあります。
========================================引用開始========================================
■[告訴事件]マスコミの対応、司法に対する信頼性について

昨夜は、Rubyの勉強もしながらですが、一晩がかりでcygwinの再インストールをするはめになってしまいました。sutup.exeのバージョンが変わっていてアップデートがうまくいかず、結局入れ直しをしました。初めからいったん消してインストールし直していれば、そんなに時間も掛からなかったのですが、思いっきりが悪くかえって面倒なことをしてしまいました。

レジストリの情報も消しましたが、その他の設定はそのまま有効になったみたいで、以前通りに使えています。

他にMeadowの3というが出ているのを見つけたので、これまで使っていたMeadow2とは別にインストールしてみました。MeadowはEmacsのWindows版のようなフリーソフトですが、Emacsを使うこと自体久しぶりで、キーバインドされたコマンドの方もすっかり忘れていて、ずっと前に買った本など引っ張り出していろいろやっていると8時を過ぎていました。

しばらくうとうとして、8時50分過ぎに布団に入り、1時20分頃に起きたところです。

起きてから落合弁護士のブログをみると、弁護士の不祥事に関する記事がアップされていました。これも理解に苦しむ事件ですが、司法試験に合格し司法修習も受けた現職の弁護士がこんなことをするぐらいですから、私のブログなど読む価値なしと見向きもされないのも当然なのかもしれません。

<■[不祥事][刑事事件]弁護士の不祥事>

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061111#1163209169

問題の事件です。落合弁護士のブログを見なければ、知らないままで終わったニュースかもしれません。報道の取り扱いもおそらくは小さく、世間に知られることも少ないでしょう。

判決文偽造の疑い、東京弁護士会所属の弁護士逮捕

2006年11月10日12時27分

民事訴訟の判決文を偽造したうえ、依頼者に交付したとして、警視庁は、東京弁護士会所属の弁護士石川勝利容疑者(41)=住所不定=を有印公文書偽造・同行使の疑いで逮捕した、と10日発表した。同庁は動機などについて調べる。

捜査2課の調べでは、石川弁護士は03年5月ごろ、東京都内にあるIT関連会社の未払い賃金問題を巡って女性従業員(39)から訴訟の相談を受けたが放置。04年1月ごろ、新宿区にある知人の法律事務所で、東京地方裁判所民事部に実在する裁判官名で偽造した判決文を手渡すなどした疑い。石川弁護士は容疑を認めている。

東京地裁に従業員が判決文の交付請求をしたことで、石川弁護士が判決文を偽造したことが発覚。偽造判決文は「会社側は従業員に二百数十万円支払え」との内容だったことから、石川弁護士は発覚を防ぐため、会社に代わって自ら従業員に未払い金を支払っていたという。

東京弁護士会によると、石川弁護士は94年に弁護士登録。今回の事件の発覚を受けて、06年3月に2年間の業務停止処分にした。

http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200611100213.html

身代わり「犯人」に証言させる 容疑の弁護士逮捕

2006年11月10日22時33分

裁判の証拠を偽造したとして、宮崎県警捜査2課などは10日、東京弁護士会所属の弁護士山本至容疑者(52)=東京都杉並区阿佐谷北2丁目=を証拠隠滅容疑で逮捕したと発表した。山本弁護士は容疑を否認している。

調べによると、山本弁護士は、盗品等有償譲り受け罪で起訴され、宮崎地裁で公判中の暴力団組員松若正人被告(24)=東京都=を弁護していた2月下旬、被告の知人の暴力団組長(34)=同=や暴力団組員(32)=同=と共謀。都内の喫茶店に組長らの知人だった20代の男性2人を呼び出して、「自分らがやった」という内容の虚偽の書面を作らせ、9月6日の公判に証拠として提出した疑い。組長と組員は全国に指名手配されている。

山本弁護士は裁判で、「真犯人は別にいる。特定して出廷させる」などと言い、被告の無罪を主張していた。10月25日の公判で、証人として出廷した男性が「『身代わりになれ』と、組長らに脅されながら書かされた」と証言し、発覚した。

東京弁護士会などによると、山本弁護士は92年に弁護士登録。現在、東京都千代田区で共同事務所を開いている。司法試験予備校「辰巳法律研究所」の講師も約10年間務めている。

http://www.asahi.com/national/update/1110/SEB200611100015.html

一応、iza産経新聞社のほうで取り上げてられていないか確認しようとしたところ、別の目を引く記事が出ていました。

<北國新聞論説委員が飲酒運転で自損事故>

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/27193/

金沢市の人みたいです。この前は金沢市役所の課長が泥酔で飲酒運転で捕まったと報道されていましたが、たまたま発覚したことで誰でもやっていることなのかもしれません。私のような貧乏人は高額の罰金を支払い、免許がなくなると生活できないので、決してやらないことですが。生活に余裕のある人は気の緩みも出たり、また、それだけ忙しいのかもしれません。

<豪憲君遺族「残念な内容」 苦情申出書の回答>

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/27167/

この問題は、警察の衝動捜査の誤りを非難すると同時に、監視社会の受け容れどころか、それを要求するような内容にも思えます。

検事総長に対する上申書ですが、実はまだ全然手をつけていません。今回もなかなか手をつける気持ちになれず、いたずらに時間を過ごしてきました。

実は木曜日にパチスロに行き、北斗の拳SEで、7万7千円負けました。その数日前にも4万7千円負けていて、支払いのお金のすべてを使い果たしてしまいました。

それでも性懲りもなく昨日も行ったのですが、すぐにやめたので4千500円ほど勝つことが出来ました。わずかなプラスのようですが、とても救われた気持ちになりました。お金の問題というより、勝ちに餓え続けているように思えます。

ずっと独りだけという時間も気が遠くなるほど長く続いています。損をするのは自分なので言い訳にもなりませんが、現実感が伴わなくなってしまいました。そのあたりも含め、上申書には書くつもりでいます。

明日の日曜日には仕上げて、このブログにも内容をアップする予定です。

先々月あたりから、月末の引き落としの前に預金を全部引き出していたので、電話が止まらずネットに接続できていること自体が不思議なのですが、プロバイダの料金を含めどれだけ支払いが滞っているのかも把握できない状態であり、いったん途切れれば復旧は何時になるかわからず、ヘタをすれば来年に持ち越しになるかもしれません。

記事の追加は出来なくなるかもしれませんが、ブログの方はそのまま閲覧できると思います。

そういえば、gooのブログの方に次のようなコメントが寄せられていました。

コメント

弁償 (wahaha)

2006-11-09 22:25:44

A藤Aさんへの、慰謝料の支払いは終わりましたか?

一生懸命働いて返しましょうね!

支払い終わってますよね。とうぜん。

それが貴方の宿命です。

返せないのを 他人のせいにしてはいけません。

他人の責任にして逃げていませんか?

告発状?告訴状?どうなりましたか?

結果が出ていませんが・・・。

誰かが同意してくれましたか?

結果を見せてください。

なさけない。みっともない。

http://blog.goo.ne.jp/hirono_2005/e/837ffcc3a70cbd27cdd229ad69cd5ea1

損害賠償の支払いの件については、このブログでも詳しく書いたはずですが、読んでいないのでしょうか。一度に対応することは難しいので、未来を先取りするかたちで、個々の具体的情報を記事にしてきたつもりです。

昨日(金曜日)の12時過ぎには、久しぶりにNHK金沢放送局に電話を掛け、宮下大輔記者と話しをしました。ブログの方は15分程度記事を拾い読みした程度だと確認しました。検察が捜査を行っている問題なので、結果を報道するだけで取材などしないといい、本社にも金沢地方検察庁にも連絡はしていないと言っていました。

そのあと13時12分頃に金沢地方検察庁に電話をしましたが、遠塚さんはまだ出張中で、来週になればいます、と言っていました。

次が最近のこのブログのアクセス状況です。

日付別レポート(最新一ヶ月)

日にち アクセス数(ユニーク)
11/11 85(72) 85(72)85(72)
11/10 227(150) 227(150)227(150)
11/9 177(132) 177(132)177(132)
11/8 223(150) 223(150)223(150)
11/7 1(1)
11/6 309(274) 309(274)309(274)
11/5 1327(1047) 1327(1047)1327(1047)
11/4 168(132) 168(132)168(132)
11/3 182(135) 182(135)182(135)
11/2 217(165) 217(165)217(165)
11/1 371(267) 371(267)371(267)
10/31 241(178) 241(178)241(178)
10/30 444(242) 444(242)444(242)
10/29 221(180) 221(180)221(180)
10/28 294(209) 294(209)294(209)
10/27 459(355) 459(355)459(355)
10/26 435(341) 435(341)435(341)
10/25 315(241) 315(241)315(241)
10/24 419(341) 419(341)419(341)
10/23 540(422) 540(422)540(422)
10/22 694(544) 694(544)694(544)
10/21 989(765) 989(765)989(765)
10/20 444(276) 444(276)444(276)
10/19 395(315) 395(315)395(315)
10/18 430(313) 430(313)430(313)
10/17 396(283) 396(283)396(283)
10/16 628(446) 628(446)628(446)
10/15 759(546) 759(546)759(546)
10/14 352(239) 352(239)352(239)
10/13 181(113) 181(113)181(113)

7日の日が1件だけになっていますが、はてなの有料オプションが切れたためで、コンビニで支払いを済まし再開させました。

宮下記者には、何が言いたいのか理解できず、整理されていないと指摘を受けましたが、そのあたりも上申書に簡潔にまとめて書く予定でいます。時間的にも余裕がないので、長いものにはならないはずです。

残念ながら私の方から結果を示すことは不可能です。事実上、検察にやってもらうしかないでしょう。その検察のトップである検事総長に対する上申書ですが、反応がなければそれまでです。

久しぶりにcygwinやMeadowの設定をやったり、いじってみましたが、やっていると以前通り時間も忘れて没頭できました。Rubyも踏み込んでいくと想像以上に難しそうです。情報がなかなか見つからなかったり挫折しそうになることもありましたが、こつこつとやっていけば、それなりに身に付くこともあるでしょう。これまでもそうやってやってきたことです。

直接何かに結びつくものでもありませんが、コンピュータ技術の鍛錬にはなるはずです。これまではエディタはviを中心に使ってきましたが、Emacsについても勉強を再開させて行きたいと考えています。viは性に合っているのかとても好きなのですが、日本語の取り扱いが便利ではありません。

その点は、Emacsの方に軍配があがりそうで、なかでもWindows環境に特化したMeadowは、実用性もありそうです。

検察が中途結果を出してくれるまでは、そんな勉強を中心に生活をしたいと考えています。インターネットに接続できなくなっても、サーバを含めネットワークの勉強は出来ます。自分自身のパソコンであれば、ドメインをlocalhostとすればよく、ローカル内の他のパソコンには通信回線がなくても外部と同じように接続ができるからです。

時間に余裕があれば、javaの勉強も再開させて、サーバのホームページをJSP・サーブレットで作り直したいとも考えています。

検察が結果を出すまでマスコミメディアは動かず、メディアが動かなければ国民の問題意識、関心も乏しそうなので、ブログの更新も含め、しばらくはこんな状態が続きそうです。

なお、Meadowやcygwinについては、何の説明もせずにご紹介をしましたが、興味やご関心があれば、「cygwin インストール」などとして検索を掛けてみて下さい。情報が沢山集まると思いますが、注意しなければならないのは、古い情報も少なくないということです。

いずれも便利で実用性が高く、プログラムやパソコンの学習にも最適なツールですが、リスクも伴いますので、そのあたりは自己責任でお願いします。

なお、今回引っ張り出した本です。Emacsは平成10年頃のmuleからちょこちょこ使ってきましたが、Meadowでもほとんど同じように使えています。そうやって振り返ると一応はUNIX歴8年ということになりそうですが、その割りには満足できるレベルではなく、これから精進させていきたいところです。
便利なツール Emacsらくらく入門

便利なツール Emacsらくらく入門

* 作者: 藤原誠
* 出版社/メーカー: 技術評論社
* メディア: 単行本

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お知らせ:

なお、この記事の部分は上申書にコピペして貼り付けるかもしれません。このブログでのご紹介では文字量の無駄にもなりそうなので、URLのリンクで置き換えるかもしれません。

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ブログのようにHTMLの修飾を反映できないので、見づらい点もあるかと思いますが、テキスト文字の本文は、そのままコピペされているかと思います。

この上申書を書いている時刻の方は、11月12日の6時16分をまわったところですが、そういえば昨夜見つけたところ、ブログ上では取調べの可視化の問題も再浮上していました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006111100123&genre=C4&area=K1C
落合弁護士のブログ経由で知ったのですが、私が以前よく見ていた京都新聞のサイトでした。以前は、「裁判」という記事が特集でまとめられていたので、裁判の動向の概要をつかむだけでも重宝していたのですが、その京都の弁護士会が取調べの可視化の必要性を訴えているそうです。もう一年以上前になると思いますが、ネットでしばらくの間、弁護士会が同じような活動をしていた時期があったと記憶しています。京都と言うところは、母親の出身地で親戚もいるので、私には石川県の次に、最も縁のある都道府県でもあります。
少し前ですが、どういうわけか知りませんが、その京都の市役所で記録的な数の刑事事件の逮捕者が続出していると聞き、覚醒剤の使用者も何人かいたようです。不可解な社会現象の一つですが、京都人というのはすこぶる保守的な反面、進取の気鋭にも先駆けていると聞いたことがあるので、あるいは時代の変化を先取りしているのかもしれません。
そういえば、これも一年近く前になりそうですが、大物弁護士の孫が学校でナイフを振り回すという事件もあり、確か京都での事件であったと思います。
報道によると、もともと切れやすく何をしでかすかわからない危険な少年だったそうですが、悪意ある者の手のひらで転がされ事件を起こせば、私と似たような事件を起こす可能性があったのかもしれません。弁護士一般にいえることのようですが、法律に精通している分、法に反した問題を起こした場合、申し開きも困難なようです。確信犯という推定も成り立つのかもしれませんが、富裕な生活をしている可能性も高く、信用が第一の商売という側面があり、問題が発覚したときの打撃も大きなことでしょう。勢い隠蔽する必要性も格段に高くなりそうです。仕掛ける側からすれば、そのあたりもターゲットとしての付加価値、付け目にはなりそうです。

時刻は15時01分になっています。7時半過ぎに寝て、10時半頃には起きる予定で目覚ましを掛けたつもりだったのですが、目が覚めると13時10分頃になっていました。11時ぐらいに放映されるテレビ朝日「サンデープロジェクト」を観るつもりでいたのですが、うっかり見過ごしてしまいました。この番組には共謀罪に関するテーマが盛り込まれていて、落合弁護士が出演すると聞いていたので是非観たかったのですが、残念なことになってしまいました。
落合弁護士のブログは、私がちょうどブログを始めた昨年の11月頃からちょくちょく訪問しているところで、中断はあったものの8月ぐらいからは毎日欠かさず記事をチェックしていて、何かと参考になる情報があり、重宝しています。
また、これまで頻繁にトラックバックを入れさせてもらい、一般を含めた法曹関係者やロー学生、司法修習生の方々にも私の抱える問題をご紹介する機会にさせてもらっていると考えています。
実を言うと、この前の告訴状を返戻されてから、為す術なしと思案に暮れたところ、落合弁護士のブログの方で、検事総長に対する申立書のようなものを拝見し、それを参考に、この度の上申書を書くことになったという経緯もありました。
落合弁護士は元検察官であり、のちのち誤解が生じる可能性も少しはあるかと考え、そのあたりの経緯や事情も自分のブログの方で説明しています。
ブログを始めるきっかけになったのも共謀罪反対者の代表格である関東大学の足立昌勝教授のホームページでした。それまでもインターネットは毎日のように使っていましたが、ブログについては疎く、現役の弁護士さんがブログで情報公開しているとは、想像さえ出来ていなかったと思います。
だいたい同じ頃だったと思いますが、いつの間にか刑法が大改正されて量刑や公訴時効の期間が大幅に引き上げられていました。以前はよく法律の勉強をし、関心も強かった私自身ですら、そのような有様で、刑事法を取り巻く環境の変化に対応できていませんでした。
それまではインターネットを主にプログラムの勉強の情報収集として活用していて、京都新聞の記事などちょくちょく裁判関係のニュースにも目を通していましたが、それでもなお大きな見落としをしていたことになります。
ちなみに、私は新聞を購読しておらず、毎日、新聞を見ていれば、そのようなことはなく、それも含めて社会の動向や変化には、いささか疎い面があるかと思っています。
それと13時台になって、ブログの方に最高裁判所からアクセスのあったことを確認しました。3件のPVが13:25:37に集中してあったのですが、2件目は次の落合弁護士のブログ記事からのリンク訪問になっていました。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061110
このURLは「はてな」のブログの特徴ですが、2006年11月10日に登録された記事という指定になっています。確認すると、私がみたところ、当日の目玉として共謀罪に関する記事がアップされていました。
その落合弁護士も、共謀罪については反対寄りの見解をお持ちのようで、危険性を指摘されているようです。私としても必ずしも共謀罪が必要、不可欠とは考えていないのですが、共謀罪の支持、推進者のブログというのはお目に掛かったことはありません。

いろいろと雑文を書き連ねてきたようですが、自分のブログの方にも「意味不明のことをブログに書いていないで、仕事に専念した方がいい」というコメントを頂いたことがあります。概ね、このような反応がほとんどであり、「読む価値なし」とも書かれています。
いずれにせよ、検察、警察の対応や処理に疑問を抱き、批判するような意見はゼロです。
私に情報を整理した方がよいとか、分かりやすい説明を求める声はありましたが、問題の根本や前提において、前例のない経過を含んでいるので、一般的な解釈から理解を得るのも困難ではないかと思われます。
結局のところ大勢としては、警察・検察は信頼されており、職務を任せられているのではないかとも考えられます。
もう一つ参考になりそうなのは、市場急配センターのホームページのアクセスカウンターの数字ですが、2006年11月12日15時51分現在、2844件になっています。
そのホームページを私が初めて見たのは2003年の8月10日頃で、まだ数百件ほどしかアクセスがありませんでしたが、それから3年以上の間に3千件に満たないアクセスしかなかったことになりそうです。
会社の方も平成4年の当時から、規模が2倍ほどに成長し、安定した経営状態が窺えるところで、犯罪組織の疑いを持つ人もほとんど存在しないのかもしれません。疑いと言うよりは、問題にしていないと言うことになるのでしょう。警察や検察が表立って動かない限り、このような信頼性の推定が担保され、何事もなかったかのように社会活動を行うことが出来るようです。

告訴状の件ですが、私は金沢地方検察庁に不明、不備のある点を具体的に指摘して頂きたいと何度も申し入れをしていました。その上で、要点を絞り具体的で詳細な事実関係も記載して、書き直しをするつもりでいたのです。巧妙で悪質な組織的犯罪に対して、被害にあった者が、どの程度の資料を提供することで、事件として取り上げ捜査に着手して頂けるのか、指針を示して頂きたかったのですが、これもかなわぬ結果となり、本当に途方に暮れてしまいました。
もっともこれも形式的なことであり、実質的に見たならば、14年以上の歳月を投入し、詳細で膨大な資料を蓄積させたはずで、この負担も実に大きなものであったと考えております。
同様の負担を国民の誰もが、受け容れるのでしょうか? 仮に同意を示したとしても、捜査に伴う経費や人材の負担も甚大なものになるのに違いがないと思えます。つまりは現実的ではないという結論に帰着するはずです。

これまでのインターネットを利用した情報発信で理解が得られにくいと思われるもう一つの問題点は、告発の被害者であり、事件の当事者であるAAさんや父親であるAKさんが、沈黙を貫いているという点です。このあたりの経緯も具体的に詳しく書いてきましたが、周辺の事情まで説明に含めると膨大な情報量にもなってしまいがちです。また、尋常一様の対応でもありませんでした。
現時点での事情や立場を確認しておくために、面談を試みましたが、10月5日に一度は直接会って話したものの、すると言った連絡はないままで、同月10日には、金沢中警察署に連行され、ストーカー扱いをされたうえで、誓約書まで書かされてしまいました。
具体的な事実は、これもブログに書きましたが、馬鹿にならない記述量になり、情況のありのままの描写というのも限界があります。
私はずっとAAさんと結婚したいと想い続けてきました。その想いは今もこの先も変わることはありませんが、現実的な面では仕事のことを含め、一人ではどうすることも出来ないような困難が山積され、途方に暮れています。
AAさんの声を聴くことは出来、それらしい姿もちょっとだけ見かける機会もありましたが、平成4年の事件以来、途切れたままで会ったことはありません。
福井刑務所を出た直後、被告訴人の一人で主犯格と目された被告発人・被告訴人TSKの自宅に電話を掛けたことがあったのですが、石川県立中央病院で会ったという話によると、「目があっちを向いて、言ってみれば、パーみたいなもんやな」と聞いていました。
どんな状態にせよ、結婚して彼女と生活することが私の強い希望であり、夢でもありました。これは事件以来、一貫して変わることのない気持ちです。
その被告発人・被告訴人TSKですが、福井刑務所の受刑者からの仄聞によると「大日本平和会」という組織の関係者であった可能性があるようです。この話を聞いてしばらくした頃、福井刑務所のなかで弁護士相談をする機会がありました。弁護士の名前は忘れ、相談の内容もほとんど記憶にないのですが、その団体名を口にしたところ、すぐに力強い口調で「暴力団です。」という声が返りました。それから少しすると、福井での少女殺害の冤罪事件の報道があり、読売新聞だったと思いますが、その弁護士の名前も支援者の一人として記載されていました。
その冤罪事件は、福井地裁で無罪判決を受けたあと、名古屋高裁金沢支部で逆転有罪の判決が出たのですが、控訴審の裁判長は私の控訴審の時と同じ裁判長でした。
この事件も私の事件と少しばかり共通点があるらしく、警察が事件の周辺の関係者の供述を基礎に犯人と断定したようです。関係者を抱き込んだ警察のでっち上げというのが、被告人側の主張で、多数の弁護士もそれを支持し、確か日本弁護士会でも支援を表明していたかと思います。

そういえば、今日の落合弁護士のブログに検察の取調べの可視化に関する記事がアップされていました。
<■[裁判制度]取り調べ録画、5件試行 裁判員制度に向け東京地検 >
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061112#1163295370

私にすれば、似て非なる問題という感が強いのですが、事情を知らない人からすれば、混同するなどの混乱が生じることも予想されました。私は、弁護士からの支持も受けてはおらず、まったく孤立無援の中で活動を続けてきましたが、水面下では強力なサポートを受けてきたものと考えています。私の母親は、年間53万円の年金しか収入がなく、独り暮らしであるのに、刑務所にいた頃も、法律に関する専門の書籍を沢山差し入れてくれたり、現金の差し入れもしてくれていました。
また、福井刑務所をでたあとも半年以上、無職、無収入の状態が続き、金沢刑務所を出た後も、5ヶ月ぐらい、同様の状態にありながら、養ってもらうことが出来ただけでなく、金沢に免許の更新に行く費用等も度々工面してくれました。
また、私が金沢刑務所にいる間には、被告訴人の一人被告訴人OKNに15万円の支払いを済ませたとも聞いています。
これは平成11年2月頃、Nテックという大網兄弟が画策した罠にはめられたとき、被告訴人OKNから給料の完全歩合の条件を突きつけられると同時に、金沢駅近くの雑居ビルでサラ金の自動支払機からカードで引き出した15万円を直接手渡され、借金にされたという経緯による支Use of uninitialized value $str in scalar chomp at /home/u9x/.h-lisp/mapae/mapae.pl line 632, <> line 413.
Use of uninitialized value $str in concatenation (.) or string at /home/u9x/.h-lisp/mapae/mapae.pl line 639, <> line 413.
払いです。
初めの話しでは、月々最低20万円は要るな、という甘言から持ちかけられた話で、私がその話の乗り、そのNテックの仕事を始めた直後には、それまで10年ほど務め、営業課長にまでなっていた本陣不動産株式会社を突如退社するというほどの被告訴人OKNの入れ込みようだったのです。
また、初めには金沢市内駅西にある本陣不動産の営業所内で、リフォームの仕事を持ちかけるなど、暗に正規の試用期間を期待させるような持ちかけ話でもありました。
被告訴人OKNに対しても敵なのか味方なのか、判断に苦しむ時期が長くあり、いろいろなことがありました。最終的には、ネットでの実名公開を経たうえで、被告発人、被告訴人に加えるという決断に至りましたが、2004年8月21日の夜に、一度電話連絡があったもののその後連絡は途絶えており、なんら反論を示してはいません。
その時被告訴人OKNは、検察の名前を出すと、思いの丈を込めた唸るような口調で、検察に対する憎しみや不快感を露わにしていました。また、突如攻撃的な態度に豹変した直後には、「お前、俺らの弁護士費用を払えるのか?」と畳みかけるように問い掛け、「録音しているのか、録音しろ」とも繰り返していました。
そういえば、被告発人・被告訴人YSNと被告訴人KYNとの会話は、ボイスレコーダで録音し、大学や新聞社には音声ファイルをダウンロードするかたちで、限定公開した経緯もありました。その音声ファイルは金沢地方裁判所の方にも、再審請求の資料として添付しており、心なしか、金沢地方裁判所の事務官の対応も、その直後に一変したように感じました。
それだけの内容があったのですが、以降秘密録音という手段はほとんど用いていません。自分の判断によるものですが、マスコミによる客観的で公正な取材に期待をしたからです。
そのような私の期待も、あるいは大はずれだったのかもしれません。

いずれにせよ、捜査権限のない私には、事実の調査や確認にも限界があると思いますし、有罪判決が確定している以上、不利な推定が働くことも致し方がないと考えています。
実のところ、今の私にはそのような捜査や裁判のことより、仕事のことや生活面での不安で一杯です。先の見えない金沢地方検察庁の対応にも不満がありましたが、向け場のない不満を押し殺すためにも、パチスロで遊興を繰り返し、経済的に行き詰まることで気を散らせてきたという側面もあったかと思います。ずっと一人の時間を持て余し孤独に耐えかねて、その場しのぎの唯一のはけ口にしてきたという意味もあると思いますが、本当に行き詰まってしまいました。
お陰でどれだけ割の合わない、損失の大きな遊びであることも十分に納得出来たかと思っていますし、その意味ではよい社会的経験を積むことも出来たような気もしています。

いずれにせよ、検察が捜査を開始し、動かないことには、先には進めません。とりとめのない散文を書いてしまったかと思いますが、世間の反応を含め、これが現状でもあるはずです。
なお、この上申書に対する書面での回答は、必ずしも必要と考えていませんが、もし書面にて郵送される場合は、インターネット上で公開されるということを前提に対応して頂きたいと希望致します。
被疑事実の具体的な内容については、余り踏み込みませんでした。そのような資料は先にも書いたとおり、14年来に渡って既に提出済みであり、検察において把握済みであると考えているからです。
今日中にこの書面を郵送し、明日にでも金沢地方検察庁の担当者遠塚さんに電話連絡をし、引き続き手続きを進めて行きたいと考えておりますが、告訴・告発の必要な事件ではない、むしろ相応しくはないという考えも個人的に抱いております。
ブログの方も、未払いの料金で利用が停止されない限りは、状況や反応に応じて、情報を書く加えて行きたいと考えています。
殺人未遂での立件が困難で、市民生活に及ぼす影響も大きい問題と考えておりますが、何度の書いたように世間の反応は、法律の専門家を含め、冷ややかで乏しい状況です。検察が具体的な見解を行動で示さない以上、これ以上の進展は期待しがたく、むしろ逆効果になるという懸念があります。
間接的に得る情報、と社会の変化や個々の事案の本質、現状に即した検察の判断、対応にも隔たりがあるのかもしれません。そのあたりの諸般の事情もお汲みとりのうえ、金沢地方検察庁に対し、適切な監督指導をして頂きたいと申し上げさせて頂きます。

以上

Written by 廣野秀樹

2010/12/27 at 13:05